ドイツでおすすめの炊飯器は?長期滞在にあると便利な日本の物を紹介!

ドイツの生活

今回はドイツ在住歴10年の僕が考える、日本から持ってきた方が良いと思う物を、僕の経験も含め、独断と偏見で紹介したいと思います。

先進国ドイツは経済的にも安定した国で、生活水準も日本と同等程度です。その為日本と違いはないように見えますが、それでもやっぱり日本から持ってくると便利な物や、必要になる物もあります。

初めてドイツに来る人、ドイツに長期滞在する予定の人、留学や短期で来る人、またドイツに住んでいる日本人はどんな物があると便利だと思うんだろう?どんな物が必要なんだろ?って人は是非この記事を見てみて下さい。

どれも小さな物ばかりですが、持ってきて損はない物だと思います。

ヨーロッパ対応の日本メーカーの炊飯器

今では米を食べる事がヨーロッパでも珍しい事ではなくて、アジアンショップに行けば炊飯器が普通に売っています。アジアンショップに売っている炊飯器をいくつか写真で紹介します。

アジアンショップにある炊飯器は簡易的なもでデザインもそこまで凝った物は無い印象です。このRemoの炊飯器は€25.99(約3120円)です。

古めのデザインの、TRISTARの炊飯器は€19.99(約2400円)です。

上記の炊飯器はどれもアジアンショップ「東方超市 go Asia」に売っていた炊飯器です。

以前にアジアンショップで炊飯器を買った友人によると、ベチャベチャなご飯だったり、芯の残ったご飯だったり、保温機能が付いてなかったりと、何かと品質が良くないとの事でした。

この事を踏まえて、僕は高品質な日本メーカー製のヨーロッパ対応炊飯器を機内持ち込み荷物として、ドイツへ持ってくる事を強くオススメします。

下記の写真炊飯器は僕が今使っている炊飯器です。アマゾンで買いました。

正直に言うと、ドイツのご飯は美味しくないです。確かにソーセージは日本の物と比べ、香りも高く、濃いめの味付けが肉の旨さを引き立てて美味しいです。味の種類もあって流石本場!って感じです。ビールも日本の物と比べれて安価で、種類も多く、誰もがクゥー!っと唸る旨さがあります!

ドイツ人はビールは常温で飲む物だと言いますが、確かにあのコクを味わうにはキンキンに冷えているよりも、常温の方がより味わいを深く楽しめるというのも納得です。酸味のある黒パンも、ハード系といわれるズッシリしたパンも、ドイツはパンが主食ですから美味しくないわけないです。もちろんハムもチーズも美味しいです。

ですが、これはあくまで僕の感想ですが、これらが美味しいのは最初の2週間までです。3週目には飽きがきます。たまに食べるから美味しいのです。

パン食が好きな人は良いですが、僕は2週間が限界でした。ちなみに僕は日本では毎朝パン食とコーヒーでした。なのでドイツに来るまでは、パン食にも苦労せずに対応できると思ってました。

でも実際はドイツの食事はビールに合わせる為なのかどれも塩っぱくて、濃い味で、メニューの種類も少なくて飽きます。

それに外食ばかりだと食費もかかります。ドイツのレストランで食事をするとしても大体1人1食€20(約2400円)、ドイツでは日本食は海外の物なので、それなりにします。

短期の旅行者ならまだ平気ですが、長期の滞在で生活費や食費を抑えたい人は自炊は必須になると思います。そんな時、ヨーロッパ対応の日本メーカーの炊飯器は、きっと貴方の大切な相棒となる事でしょう。

ドイツは230ボルト、日本は100ボルトと、電圧に違いがあります。その為、日本の電化製品をドイツで使う場合は変圧器を別に用意する必要があります。

下記の写真は上記の炊飯器の電源プラグです。ヨーロッパ使用になっています。

その点、ヨーロッパ対応の製品なら、電圧などの事も気にせずに使えるので楽です。

また電圧や、電源プラグについては、本記事の下方にある「CタイプまたはSEタイプのコンセント変換アダプター」を見て下さい。

ドイツのアジアンショップについて

ドイツの主要都市には小さな店舗や大型店などを含め、アジアンショップは確実に1店舗はあると思います。それ程にアジアンショップは身近なスーパーです。

長期滞在になったらまず、自分の住んでいる街や周囲にアジアンショップがないかネット検索する事をおすすめします。

大型店だと店の外見を見てアジアンショップと気がつくのですが、昔からあるアジアンショップなどは小さな店な事もあって、一見廃墟ぽく見えるところもあります。

下記の写真のアジアンショップは道に看板もなく、表の建物の裏にあるので通りから見つけられません。

大型のアジアンショップだと、最近ドイツで展開している「東方超市 go Asia」というお店がオススメです。下記は「東方超市 go Asia」の写真です。

品揃えも豊富で、なっちゃんオレンジ、午後の紅茶、サントリー烏龍茶、おーいお茶、ブルドックソース、おたふくソース、キューピーマヨネーズ、角谷のごま油、とろろ芋など、なんでもあってびっくりします。

ユニクロのウルトラライトダウン

これはドイツに来てから気が付いた事なのですが、ドイツは基本的に寒いです。日本で例えると北海道よりも更に北に位置するくらいドイツは緯度が高いです。この気候は日本でも本州から出た事のない僕には初めての経験でした。

ドイツは、1月から4月までは冬時間で寒く、日照時間も短くて、2月は14時には日が傾きはじめます。5月から10月までが夏時間で、7月は20時を過ぎても明るいです。

気温は確かに冬時間は寒くて最近は暖冬のせいかそれ程寒くもないですが、日中でも5℃以下な日もあります。僕が来た10年前はマイナス26℃の日もあって、その時は毎日氷点下が続いたので、たまに0℃だと暖かく感じられて、Tシャツで歩けるかも?と錯覚してました。

夏時間も冬時間に比べれば、暖かいといえば暖かいのですが、それでも35℃まで気温が上がるのは一週間程で、基本的には涼しいです。

なので日本のようにハッキリと衣替えをすることが難しく、毎日の天気が山の天気のように変化しやすくて、人によってフリースを着る人もいれば、Tシャツの人もいたりと、バラバラです。

日本で例えるとドイツの夏時間は、これから暖かくなる、春先の季節の変わり目が続く感じです。そしてそうこうしてると9月には寒くなりはじめます。

このドイツの気候に体調管理が難しくて今日は何を着れば良いのかと、特に僕は風邪を引きやすいので、今も悩みます。

そして色々試行錯誤した結果、ユニクロのウルトラライトダウンが1番良いという結論になりました。

上記の写真のウルトラライトダウンは僕が今使っている物で、日本に一時帰国した時に買ってきた物です。

ウルトラライトダウンは携帯性にも優れ、半袖の上に着てもよく、冬場は長袖の上にも着られて、ダウンなので防寒性もあって、本当にドイツの気候にピッタリの服だと思います。我が家の玄関には年中ウルトラライトダウンがコート掛けに掛かっています。

文房具・日用品

これは僕がドイツに来た時に準備をしないで失敗したと思いました。ドイツに来るまでは海外で生活するという大きい事ばかりで、文房具や生活用品などの細かいところまで気が回っていませんでした。

文房具や日用品などは、日本からドイツや海外に移る時は、パスポートやビザなどと比べればとても些細な事です。しかし当たり前ですが、実際に生活を始めるとパスポートやビザよりも文房具などの日常で使うものの方が重要になります

しかも文房具などの日用品を使う様になって改めて、日本の品質の素晴らしさに気がつくと思います。日本の文房具はとても優秀で安価、コスパ最高!性能に安心感があります。

もちろんドイツと日本は生活様式や文化、言語が違うので、文房具など人々の生活に密接に関係している物が違うのは当然なのですが、ノートの紙の品質、文房具のデザインや種類、ペンなどの値段やインクの質、消しゴムなど、細かい所が日本製がいかに優秀かを思い知らされます

ちなみに僕の経験上、ヨーロッパでお洒落だと言われて、ちょっと高めな文房具店や雑貨店にある商品は大抵日本メーカーの商品ばかりです(笑)

最低限、日本で使っている筆箱は持って来ることをオススメします。

あと、システム手帳なんて素晴らしい物はこっちにはないので、日頃手帳を使っている人は絶対持って来て下さい。もし忘れると、毎月メモ帳に手書きでカレンダーを書く事になります。

ここで僕が普段使っているドイツの文房具を紹介します。

上記の写真、左から

パンチ:3枚の紙の穴開けもいまいちで、1枚ずつ開けるようにしています。

ホルダー:このフォルダーはドイツ人がよく好んで使っている物です。しかしこのホルダーを使うにはいちいち紙をパンチで穴を開ける必要があります。

ホッチキス:これもどうも歯の性能のせいか、いまいちの品質です。

マーカー:ペン先が乾きやすく、インクの出が悪いです。

ノート:ドイツでは罫線のノートを使います。それに紙質もイマイチで、僕はこれに最初慣れなくて、家からルーズリーフを送ってもらいました。

ドイツの文房具も使い慣れればこれでいいかと妥協するのですが、日本の高品質な物を知っているとイマイチと思ってしまいます。

正直、文房具の質なんて日本を出るまでは気にしませんでしたが、ドイツに来て文房具にも品質があるのだと分かりました。

ドイツ式のホルダーの使い方

上記写真の青色のホルダーはドイツ人が好んで使います。最初僕はこのホルダーの使い方が分からなかったのですが、今は慣れて書類をまとめる時は下記の写真のように、ドイツのホルダーを使ってまとめるようにしています。しかし、書類を綴じるのにいちいちパンチで穴を開ける手間が面倒です。

上記の写真は実際に僕が使っている使用例です。

パンチで穴を開ける手間も面倒ですが、書類を裸で扱うことになるので、角が丸まったりと何かと書類がボロくなりやすいです。

それとホルダーで思い出したのですが、ドイツには下記の写真のようなクリアファイルは売っていません。

ドイツに来た当初というのは、住民票、ビザ、証明書、契約書など、重要書類がたまります。

重要書類な為かよく提出を求められたりするので、気軽に出し入れできて、それなりにまとめておけるこのフォルダーが無いかと探しました。結局見つからず、どうしても欲しくて日本から送ってもらいました。

耳かき

耳かきはかなり個人的な物になるので、ここに書こうかと迷いました。

実はドイツには耳かきは売ってなくて、僕はどうしても耳かきが欲しくて、ドイツに来て、一番初めに母にお願いして日本から送ってもらったのが耳かきでした。

どうもドイツ人は耳垢がウェットらしく、耳掃除を綿棒でするみたいで、僕が探した範囲では耳かきを見つける事ができませんでした。

僕にとっては、耳かきは地味に無くては困る必要な物のひとつです。

ドイツ語の電子辞書

ドイツ語の電子辞書は、必要な物というより必需品です!

アルファベットも読めない状態でドイツに来た僕には辞書は無くてはならない物でした。もちろん今でも大切に使っています。

特に携帯性、語彙量、単語を引く速さなどから考えて、紙の辞書よりも電子辞書がオススメです。また今はグーグル翻訳などのアプリがありますが、あくまでそれらは電子辞書の補完として使うべきだと思います。

ドイツ語辞書という使用頻度の高さ、安定性から考えてもやはりアプリより辞書の方が有用だと思います

ちなみに僕が持っている電子辞書は元々英語や国語を勉強する為に中学生の時に買った物に、別売の入門用のドイツ語のカードを挿して使ってます。日常生活程度ならこれで問題無いです。

上記の写真は僕が20年近く使っているセイコーの電子辞書です。購入金額は覚えていませんが、学生のお小遣いで買ったので、それ程高い物ではないと思います。

まさか20年も使うとは購入した時は想像もつきませんでした。確か有線のイヤホンがついていましたが、無くしました。

屋外だと電子辞書はクリニックの受付やインフォメーションなど小さな場所で使用したり、気が付いた時にサッと取り出したいので、軽くて、それ程大きくなく、立ち上がりに時間が掛からないのがいいです。

電池はドイツにもあるので問題無いです。ちなみにドイツでは単3電池はAA、単4電池はAAA、と表記されます。

僕の経験上、ドイツに来たら必ず初期段階で一度は必ず体調を崩すと思います。どんなに日本では健康な人でも、初めての経験の連続、環境の変化、ストレス、疲れなどから体調を崩します。なので咳止め、風邪薬、痛み止め、解熱剤、口内炎や肌荒れ対策、など一通り持ってくると良いでしょう。

また、日本からドイツに薬を送る事は例外を除き、原則的に禁止されています

これは一度日本を出国すると、次に日本に帰国するまで日本の薬を入手するのが難しいという事を意味します。気をつけて下さい。

ちなみにドイツには湿布はありません。あれは日本が作ったものらしく、ドイツでは軟膏材になります。

CタイプまたはSEタイプのコンセント変換アダプター

ドイツでは日本と電源プラグの形が違います。それなので、スマホの充電やパソコンの充電にCタイプまたはSEタイプの変換プラグが必要になります。

上記の写真は僕が実際に今使っているSEタイプとCタイプの電源プラグです。渡独時にアマゾンで買いました。

ドイツのコンセントのプラグの種類がCとSEの2種類あるのですが、結論から言うと我が家は両方使えるので両方使ってます。

両タイプは一見違いが分からないほど似ていて、正確にはSEタイプの方がCタイプに比べて、ピンが少し太い程度の違いしかありません。

これは僕も実際に日本からドイツに来る時にどっちやねん!と言う事になって念のために両方のタイプを1つずつ持って来たのですが、今は両方とも使えるという不思議な事になってます。

しかし、SEタイプはCタイプでも使えて、CタイプにはCタイプしか使えないので、とりあえずCタイプを持ってくれば安心です!

電圧も日本は100ボルト、ドイツは230ボルトと違いがあって、日本のドライヤーなどをドイツで使う時は変圧器と言う、約4万円くらいで重さが大体10kgもする鉄の塊を用意しなければなりません。これは辛いです。なので僕はドイツと日本で使う電化製品は分けるようにしています

ドイツではドイツ製品を使う。日本では日本製品を使うと分けた方が安上がりだと思います

ちなみにパソコン、スマホ、タブレットなどは元々世界基準で作られているので変圧器などは必要なく、変換プラグだけで大丈夫です。最近はUSB充電も増えたので便利です。

僕はドイツに10年住んでいますが変圧器を持っていません。多分これからも必要とする事はないと思います。

まとめ

今回はドイツ在住10年の僕が考える、日本から持ってきた方が良いと思う物、炊飯器、ウルトラライトダウン、文房具・日用品、ドイツ語の電子辞書、薬、変換アダプタを紹介しました。

旅行以外にも、仕事、留学、ワーホリ、短期、長期など様々な理由でドイツに来る事になると思いますが、ドイツに来てからすぐの時はバタバタして大変です。

僕も毎回日本から来る同僚には出来る限りのサポートが出来るように努めているつもりですが、やはりそれでも全部はカバー出来ていないと思います。

なので僕は、日本からドイツに来る同僚に、ドイツに来て最初の約3ヶ月は1人でやって行ける程度の準備はしておいてくれと、いつも伝えるようにしています

特に薬は重要で、必要な薬も人それぞれで、更に海外では代替え品を見つけるのが難しいので、その点は入念に準備をしてくれと同僚にお願いしています。

最初の3ヶ月を無事に乗り切って生活が安定すれば、今はネットもあるし、ドイツには日本人も沢山いますし、経済レベルも日本と変わりはありません。基本的にそれ程心配する事は無いと思います。

ドイツでの生活を楽しんで下さいね。

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