世界中にあって何処でも食べることが出来るマクドナルドは便利で美味しいですが、いざ海外で日本語以外で注文しようとすると、持ち帰りやセットなど用語も多く意外と難しいと思います。
僕もドイツに来た当初はマクドナルドで注文することは、大きな挑戦でした。
今回はマクドナルドで注文する方法3選!としてドイツ在住10年の僕が、簡単で確実に通じるドイツ語をテーマに注文時に必要なドイツ語や、タッチパネルでの注文方法、ドライブスルーの使い方、ドイツのマクドナルドのハンバーガー、クーポン券の使い方など徹底解説しました!
ドイツに留学する事になった人や出張になった人、ドイツへ旅行したい!海外のマクドナルドってどんな感じなんだろう?って人は是非この記事を読んでみてください。
マクドナルドは英語で大丈夫?
僕の今までの経験上、マクドナルドやスターバックスなど、世界展開しているチェーン店は、都市部や観光地など多くの場所で店員は英語を話してくれると思います。
しかし、田舎など地域によっては今でも現地語でないと通じない場合があります。その場合はどうしても現地語、今回ならドイツ語でないと注文できない状況になります。
実は僕も渡独したばかりの時はマクドナルドなら英語は通じるものだと思い込んでいたのですが、実際は英語が通じず、セットを注文することも、持ち帰りをお願いする事もスムーズに出来ずに注文にすごく時間が掛かったのを覚えています。
注文方法とドイツ語について
今回はレジでの注文、タッチパネルでの注文、ドライブスルーでの注文の3つの注文方法について説明します。
まず前提として、今回紹介するドイツ語はあくまで僕が普段使っている通じればいい!という感じのドイツ語になります。
短く簡潔に確実に伝える!を目的に使っているドイツ語なので、文法的に間違っている部分もあるかもしれません。
その点を踏まえて参考にしていただければと思います。
今回は、例としてビックマックセットの飲み物はコーラ、フライドポテト、ケチャップ付き、を持ち帰りで注文することにします。
レジで注文する
ここからはレジで店員さんと直接対面で注文する方法を説明します。
下記の写真はレジの様子です。

上記写真の黄枠が注文を意味する「BESTELLEN ベシュテーレン」です。レジで注文する時はこの下にあるレジで注文します。
オレンジ枠は、引取りを意味する「ABHOLEN アップホーレン」です。この下ではテイクアウトの商品などを受け取ります。
1・あいさつ
お客さん:こんにちは Hallo ハロー
店員さん:こんにちは Hallo ハロー
ドイツではマクドナルドに限らず、店員さんやサービスをしてもらう時は、最初に必ず相手に向かって「ハロー」と挨拶をするようにしてください。
この「ハロー」はお客さんからすると、店員さんを呼び止めたり、頼みごとをする意味があり、店員さんからすると、「いらっしゃいませ」などの意味がある大切なものです。
もしハローをこちらが言わないと、場合によっては感じ悪く対応される時もあるので忘れないようにしましょう。
2・ビックマックセットを注文します
店員さん:ご注文をどうぞ!Bitte schön! ビテ シェーン!
お客さん:ビックマックセットをください! Big Mac menu bitte! ビックマックメニュー ビテ!
この部分で重要なのはドイツ語は、プリーズを意味する「bitte ビテ」と日本語の「〇〇セット」を意味するドイツ語の「menü メニュー」です。
ドイツでは日本でいう献立表のメニューを「〇〇セット」の意味として使います。ちなみに日本語のメニューはドイツ語で「Speisekarte シュパイゼカルテ」といいます。
ビックマックバーガー単品で注文したい場合はビックマックにプリーズを付けて「Big Mac bitte! ビックマック ビテ」で大丈夫です。
3・フライドポテトをください
お客さん:フライドポテトをください!Pommes bitte! ポンメス ビテ!
セット内容のフライドポテトを注文します。フライドポテとはドイツ語で「Pommes ポンメス」といいます。そこにプリーズのビテを付けます。
4・ケチャップをください
店員さん:ケチャップかマヨネーズですか?Ketchup oder Mayonaise? ケチャップ オダー マヨネーゼ?
お客さん:ケチャップをください!Ketchup bitte! ケチャップ ビテ!
oder:オダーは英語でorの意味があります。
フライドポテトを注文するとその後にケチャップかマヨネーズですか?と聞かれるので、欲しい方にプリーズのビテを付けて注文しましょう。
両方欲しい場合は「Beide bitte! バイデ ビテ!」と伝えましょう。
両方いらない場合は英語で「No thanks」を意味する「Nein danke! ナイン ダンケ!」と言えば大丈夫です。
5・コーラをください
店員さん:飲み物はいかがですか?Möchten Sie etwas trinken? メヒテンズィー エトバス トリンケン?
お客さん:コーラをください!Cola bitte! コーラ ビテ!
コーラを注文する際の注意点は飲み物を意味するドイツ語の「trinken トリンケン」です。
今回は店員さんがマクドナルドには珍しく、丁寧に飲み物を聞いてきた想定で、長いドイツ語を書きましたが、どんなに長くても「trinken? トリンケン?」さえ聞き逃さなければ飲み物を聞かれてると思って間違いありません!
もっと簡単に飲み物を聞いてくる店員さんは「Zum trinken? ツム トリンケン?」と短かく聞いてきます。丁寧なときも、そうでない時も「trinken? トリンケン?」さえ聞き逃さなければ大丈夫です!
Möchten Sie…?とetwas
・Möchten Sie…?メヒテン ズィー… ?と読みます。
意味は英語でいうところのWould you like…?な意味で、丁寧な感じでいかがですか?と聞いてくるフレーズになります。
・etwas エトバスと読みます。
この単語は日本語でいくつかのなどの意味があって、英語に例えると、someのような意味があります。
6・持ち帰りでお願いします
店員さん:ここで(店内)食べますか? Zum hier essen? ツム ヒアー エッセン?
持ち帰りですか? Zum Mitnehmen? ツム ミットネーメン?
お客さん:Mitnehmen bitte!! ミットネーメン ビテ!
持ち帰りのことをドイツ語では「Mitnehmen ミットネーメン」と言います。
ミットネーメンにプリーズのビテを付ければ、持ち帰りをお願いするフレーズになります。
hier ヒアーはここを意味していて、essen エッセンは食べるの意味があります。
7・以上ですか?
店員さん:以上ですか?Das war’s ダス バス?
お客さん:はい!Ja! ヤー!
全部の注文が終わると店員さんが以上ですか?と聞いてきます。
注文がない場合は、日本語の「はい」を意味する「Ja! ヤー!」と答えてください。
「zum ツム」についての説明
今回の会話フレーズに出てくる「zum ツム」は「zu ツー」と「 dem デム」の融合形です。
これらはドイツ語の文法で冠詞や前置詞といわれるものです。冠詞とは英語でいうところのtheやaに当たるものです。
ドイツ語の冠詞や前置詞につて説明をすると難しくなってしまうので今回は説明はしません。今はそんなものがあるのか、程度に留めるといいと思います。
僕も初めてドイツ語の会話フレーズを勉強した時に、zumに対応する日本語訳が無くて違和感があったのですが、ドイツ語の辞書で「zum」と調べても意味が出てこなくて困りました。
辞書で調べる場合は「zum」ではなく、「zu」と「dem」を分けて調べてみてください。
僕はしばらくの間意味が分からないまま使っていましたが、zumが無くてもとりあえず会話は通じますし、特に問題はありませんでした。
興味がある人は「ドイツ語 冠詞」などでネット検索してみてください。
詳しく説明されたサイトを見つける事が出来ると思います。
タッチパネルで注文する
数年前からドイツにある多くのマクドナルドでは、レジでの注文の他に、無人のタッチパネルの操作で注文出来るようにもなりました。
タッチパネルでの注文はドイツ語の他に英語やチェコ語にも対応していて、対面式と違って、自分のペースで注文する事が出来るのがメリットです。
下記写真は店内にあるタッチパネルの写真です。

上記の黄枠の、注文を意味する「BESTELLEN ベシュテーレン」が目印です。
タッチパネルの操作方法・注文方法
ここからはタッチパネルの操作方法・注文方法について説明します。
注文内容はレジで注文する時と同じく、ビックマックセット、フライドポテト、ケチャップ付き、コーラを注文するとします。
タッチパネルでの注文の場合、タッチパネルに触ると、最初に持ち帰りか、店内かを選択するのと同じ画面に、言語を選ぶページがでてくるので、そちらで好きな言語を選択します。

青色下線部は「ZUM HIER ESSEN ツム ヒアー エッセン」とあり、店内で食べる場合はこちらにタッチします。
赤色下線部は「ZUM MITNEHMEN ツム ミットネーメン」とあり、持ち帰りの場合はこちらをタッチします。
黄色下線部には「Bitte wählen Sie Ihre Spreche ビテ ヴェーレン ズィー イーレ シュプレッヘ」と読み、言語を選択してください。と書いてあります。
今回は頑張ってドイツ語で注文してみます!
メニューを選択
1.青枠の「Bugger,McNuggets」を選択します。

2.青枠の「Beef」を選択します。

3.「Big Mac」を選択します。

4.青枠の「Mac Menü」を選択します。

緑枠の「Abbrechen アップブレッヒェン」はキャンセルの意味です。
5.青枠の「Pommes Frites groß」を選択してフライドポテトを注文します。

6.青枠の「Ketchup ケチャップ」を選択します。

7.青枠の「Coca-Cola 0.5l」を選択します。

8.注文内容を確認します。

確認して問題がなければ、写真下部にある青枠の「Zur Bestellung hinzufügen ツア ベシュテールング ヒンツーフゥゲン:注文を追加する」を選択して次に進みます。
注文をキャンセルしたい時は緑枠の「Abbrechen アップブレヒェン」を選択してキャンセルします。
9.次の画面に進むと、サイドメニューなど追加の注文を聞かれます。

英語のNo,Thank you.を意味する青枠の「Nein Danke.」を選択します。
10.青枠の終了の意味の「Fertig フェアティヒ」を選択します。

緑枠の「Bestellung abbrechen」は注文をキャンセルするボタンです。
ここまでで注文は終了です。
店内で食べる時の流れと会計方法
店内で食べる
タッチパネルで注文を済ませると、注文した物が用意でき次第、店員さんがお客さんの待つテーブルまで持ってきてくれるという、なかなか親切なサービスがあります。
ここからは、注文に番号札の番号を自分で入力する方法を説明します。
まず、店内で食べる事を選択していると、下記の写真にあるように番号札(青枠内)の番号を自分で入力するように指示されます。

画面が反射して見辛いですが、上記の写真の青枠にある番号札を、タッチパネルの横から取ります。

上記写真の赤枠にあるように、番号札はタッチパネルの横に掛けて置いてあります。

上記の写真にあるように、この番号札はただ数字が書いているだけの、プラスチックの札です。

番号札の番号を確認して、入力してください。上記写真の場合は158番が注文の番号となります。
番号札を持って会計を済ませると、158番の札を目印にして店員さんがお客さんの待つテーブルまで商品を持ってきてくれます。
タッチパネルでの会計方法
注文を終了すると下記の写真のあるように会計方法を選択する画面になります。
「Wo möchten Sie bezahlen? ボー メヒテン ズィ べツァーレン?」が何処で会計しますか?の意味になります。

この場でクレジットカードやその他の方法で支払う場合は青枠を選択します。「KARTE カルテ」がカードを意味しています。
レジで現金で会計をする場合に選択します。
それぞれの会計方法を各々詳しく説明します。
レジでの会計

レジでの会計の場合は上記の写真の黄枠を選択します。

するとタッチパネルの機械の下部からレシートが出てくるので、そのレシートを持ってレジへ会計に行きます。
カードでの会計
カードでの会計の場合は下記の写真の青枠を選択します。

そしてタッチパネルの下部にある下記の写真の青枠内のカードリーダーで精算してください。

持ち帰りの場合
持ち帰りの場合は店内で食べる時の番号札を入力する必要がありません。
会計を済ませたら、レシートをタッチパネルの機械から受け取り、レシートに書いてある番号を確認します。

例として、上記の写真のレシートは270番です。
このレシートを持ってレジの横にある、引き取るを意味する「ABHOLEN」のコーナーで、自分の270番が呼ばれるのを待って、商品を受け取ってください。

上記の写真の赤枠の液晶に番号が表示されます。
ドラブイスルーで注文する
ここからはマクドナルドでの注文方法で最も難しいドライブスルーでの注文方法と様子を紹介します。正直、店員さんと声だけやり取りをするこの注文方法は難しいので、ドイツ語に慣れるまではあまりお勧めしません。
下記の写真はドライブスルーの様子です。
赤枠にあるように、ドイツのマクドナルドの場合ドライブスルーの事を「Mac Drive」と言います。
右側の黄枠は、駐車場を意味する「PARKPLATZ パークプラッツ」の看板なので注意してください。

上記写真の青枠の部分を別の角度で撮影したのが下記の写真です。

上記写真の青枠の機械の前に行くとマイクから店員さんが話しかけてくれるので注文します。
上記のところで注文をして、次の窓で会計をします。

上記の緑枠の窓で会計します。
そしてその次の窓で商品を受け取ります。

上記写真の青枠の窓で商品を受け取ります。
ドイツのマクドナルドのメニューや特徴
ドイツのマクドナルドには日本のマクドナルドには無いハンバーガーが売っています。今回はそれらをいくつか紹介しようと思います。
・Homestyle Crispy Chicken

大きなチキンが一枚入っていて、さっぱりとしていて美味しいです。
・Big Steakhouse

正統派な感じのするバーガーで、味も濃すぎず、薄すぎず、バランスの取れた美味しさです。
・Signature Salsa Avocado

とにかく大きなバーガーで片手では持ちきれません。2枚のパテの上に塗ってあるアボカドソースも美味しいです。
・Big Vegan TS

日本では見た事がなかったのですが、上記はベジタリアン用のバーガーで、パテの味も薄ら豆の味がします。
ドイツのマクドナルドの価格
ドイツのマクドナルドは大体高くても一人当たりセットで€9(約1080円)です。この価格はレストランで食べ物と飲み物を付ると一人当たり大体€20(約2400円)なので、レストランに比べると安いです。
確かにレストランで食べるよりは安いですが、それでもなるべく安くマクドナルドを食べたいものです。
そこで便利なのが不定期でマクドナルドが配布するクーポン券です。
クーポン券の種類と使い方
クーポン券はドイツ語で「Gutscheine グートシャイン」といいます。
ドイツのマクドナルドは、下記の写真の赤枠のように、レシートの裏側にクーポン券が付いている事があります。

レシートの裏にある物あれば、下記の写真のように、家のポストにも入っている事があります。

上記の写真のクーポンにはQRコードが印刷されていて、タッチパネルの機械でも注文出来るようになっています。
クーポン券の使い方
クーポン券の有効期限内に、下記の写真のようにちぎって、レジで注文する時に店員さんに見せます。

上記写真は「次の注文の際、10%引き!」という割引券です。有効期限は、「〜まで」を意味するドイツ語の「bis ビス」の後ろの日付け、31.12.2020.まで有効です。このクーポン券にはQRコードが付いていません。
QRコード付きのクーポン券を、タッチパネルで使う方法
QRコード付きのクーポン券も、レシートの裏に付いているクーポン券と同じようにレジで注文する時に使えます。
ですが今回はせっかくなので、QRコードが付いたクーポン券なら、タッチパネルの機械でも注文する事が出来るので、タッチパネルでの注文方法を紹介しようと思います。
1.タッチパネルで持ち帰りか、店内かを決めて、言語を選ぶ所までは通常のタッチパネルでの注文方法と変わりありません。

2.上記の写真のように、今回は一覧画面から、ドイツ語でクーポン券を意味する「Gutschein&Sammelpass」を選択してください。

3.青枠の「Gutschein」を選択してください。

4.QRコードの付いたクーポン券を用意します。

5.タッチパネルの機械の下部でQRコードを読み込みます。

6.QRコードを読み込んだ事を確認して、「ok」を意味する青枠の「Ja」を選択します。
この後は、通常のタッチパネルでの会計方法で、決済してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はドイツのマクドナルドで注文する方法3選!として、レジでの注文、タッチパネルを使っての注文方法、またドライブスルーと3つの注文方法を紹介しました。
日本では簡単なマクドナルドでの注文も、ドイツでは少し難しいことだと思います。
マクドナルドでの注文はドイツに来たばかりの僕にとっては最初のドイツ語の壁でした。
日本では当たり前に出来ていた事が簡単に出来なくなるのは海外で生活しているとよくある事ですが、難しいのは最初だけで回数を重ね慣れてくるとコツを掴めるようになります。
僕は、初めてマクドナルドでドライブスルーをした時はとても嬉しかった事を覚えています。
最初は出来なかった事が、段々少しずつ出来るようになる楽しみを感じられるのも、海外生活の楽しみのひとつだと思います。
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